HOMEドクターソフトニュース

News(1997/10/23) マルチメディア電子カルテ(ベータ版)配布


マルチメディア電子カルテ(プログラム名:NB832)のベータ版を配布します。

<概要>

NB832は、ペンで手書きの絵を描いたり、デジタル写真などの画像を張り込んだり、音声を記録したりできる電子カルテです。画面上の任意の位置にメモを記入することもできます。従来の入力プログラム(NB7)が持っていた機能はすべて継承しており、マルチメディア機能が追加されました。

また、ペンタブレットの使用に適した画面メニュー構成にしました。(必ずしもペンタブレットが必須ではありません)

32ビット化により、LANクライエントからのDBアクセス速度が約2倍に高速化しました。

<インストール方法>

プログラムインストール画面の中に、「MMK」という専用のボタンを追加しましたので、それをクリックしてインストールしてください。ただし、「STD」ボタンからのインストールにより従来のDRS一式がインストールされていないとMMKのインストールはできません。

ユーザーマニュアルも更新しましたのでインストールしてください。NB832の使い方の説明が追加してあります。

<データ互換性>

データベース環境は、従来バージョン(NB7)と上位互換製があります。

処方、病名、患者名などのデータはNB7,NB832どちらでも記録、参照、修正できます。NB7で記録しNB832で参照、修正することも、その逆も可能です。(当然ですが、NB832だけにしか記録できない画像などはNB7では参照できません)

したがって、ドクターはNB832を使用し、LANで接続された窓口ではNB7を使うこともできます。

<操作上の互換性>

NB832のカルテは、NB7のカルテ画面全体を、より大きい画面の上に載せた形になっています。すなわち、カルテ上の一部の領域にNB7カルテ画面が表示されます。(NB7のカルテ画面を「処方オブジェクト」と呼びます)

処方オブジェクトの大きさは変更できるようになっており、変更後の様式をテンプレートとして記憶できるようになっていますので、事務用の端末においては、処方オブジェクトを窓いっぱいの幅に広げたテンプレートを使用することにより、NB7と同等の画面として使うこともできます。

処方オブジェクトをカルテ画面の一部にする変更に伴い、従来カルテの上部に在ったメニューのうち、処方オブジェクトだけに作用するものは、アイウエオパッド上に移動しました。処方オブジェクト以外のオブジェクトも含んだマルチメディアカルテ全体に作用するメニューはカルテ画面の上部にあります。

リストボックスなどの項目選択は、シングルクリックになりました。ペンはダブルクリックが難しいためです。

<ペンタブレットの利用>

武藤工業とWACOMのペンタブレットで正常動作を確認しています。購入する場合は弊社にご相談下さい。(弊社は機器の販売はいたしませんが、機器選択のアドバイズはいたします)

<ベータ版での制約>

また、本ベータ版は、マルチメディアカルテを紙に追記する機能はありません。それ以外の機能はひととおりそろっています。印字機能は次のバージョン(11月初旬予定)で提供します。

NB832はNB7をマルチメディア拡張すると同時に完全32ビット化しました。したがって、WIN3.1では稼動しません。(WIN95、WIN-NT4で稼動)また、メモリーはWIN95の場合32MB以上、NT4の場合64MB以上必要です。

<お願い>

プログラムの欠陥や、操作上の不具合など、お知らせください。そのさい、状況をできるだけ具体的に記述してメイルにて弊社あて(アドレスは下記)お送りいただけると幸いです。

御質問があれば、e-mailか電話をください。(drs@yuiconsulting.com 03-5951-2431西内または岡本まで)

 

 

  • 資料請求はこちら
  • 無料試用版はこちら
  • デモビデオ