診療の詳細記録を永久保存・再利用するデータベース機能と、
レセコンの機能を融合させたマルチメディア電子カルテシステム

予約機能を追加したミニオーダリングプログラムを１９９９年１１月１５日に提供しましたが、プログラムの品質が悪く、多くのユーザーの皆様からご批判を頂きました。いいかげんなプログラムをリリースしたことをお詫びいたします。

１９９９年最後のリリースは、大晦日になってしまいましたが、ミニオーダリングを何とかまともに使える状態にして１９９９年にけじめをつけたいと考えたからです。まだまだ改良の余地があるプログラムではありますが、実用に耐えないような不具合、不完全さは取り除いたと思います。ぜひ、ためしていただき、さらにご意見をいただければ幸いです。

改良点

１）カルテ表示の速度改善

ミニオーダー画面（以降、MOと略）上の患者を選択してカルテ（NB832）を開く場合に、かならずNB832を１タスク起動していたために数秒の起動時間がかかっていた。今回のVUで、もしすでに起動しているNB832が存在すれば、それを用いて患者を表示するように改良した。起動時間は１－２秒に短縮される。余分なNB832を１タスク起動しておけば常に患者表示が速くなる。

２）MO画面の再描画速度、およびチェックイン速度の向上

MO上で表示されている患者数が１００名程度になると、MO画面自体（予約画面を含めて）の表示や、チェックイン時間が遅く（数秒）なっていた。表示やソートのアルゴリズムを見直すことにより高速化した。

３）新患登録後のMO上の表示

受付で新患を登録すると、MOに表示されるようにした。これにより、受付での作業が単純化される。

４）カルテプログラム（NB832,732)を終了したときの対処

NB832、NB732をMOより先に終了してしまうと、MOでエラーが発生していた。改良して、NB832、７３２を先に終了しても問題が起こらないようにした。

５）予約診療科を設定できるようにした

診療科の種類は、内科、外科、などの決まったものであったが、今回の改良でユーザーが自由に設定できるようにした。たとえば、「CT」、「X線」、「内科」のように設定することにより、CTやX線の予約もできるようになった。

DRS設定プログラムでキー番号２７８を指定し、

[stsmon]

ShinryoukaName1=内科,1

ShinryoukaName2=CT,2

ShinryoukaName3=X線,3

のように設定すると、内科、CT、X線　が予約対象資源名になります。内科,1 の１は、ミニオーダリングプログラム内部で内科を扱うコードであり、予約はこの番号で内部に記録されます。したがって、予約した後で、診療科番号を変更しないようにしてください。

診療科の番号を０にすると、診療科無しと同じことになります。すなわち、どの診療科の画面でも予約を参照することができるようになります。

ShinryoukaName?= の？部分の数字は、通し番号にしてください。いくつでも追加できます。

６）予約画面のセルサイズ

予約画面の表示セルのサイズが非常に小さく、見づらかった。任意のサイズに設定できるように変更した。

DRSINI設定プログラムで、２８３のキーを使って設定します。

７）会計記録終了以外の操作がMOに反映しない

NB832,NB732で記録終了（会計をしない）の場合に、MOに状態が反映しなかった。今回の改良では、NB832やNB732の状態の変化がすべてMOに反映するようになった。

８）他日の表示もソートする

MO上で本日以外の日を表示したときに、リストがソートされていなかったため、読みにくかった。他日も本日と同様にソートするように改良した。

９）８００X６００ドット画面のときにもスクロールバーが表示されるようにした

その他にも、とまってしまうような不具合を改良してあります。

ご不明の点は、油井コンサルティングまでＥＭＡＩＬ( drs@yuiconsulting.com )でご連絡ください。

以上

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Hiromichi Yui, Yui Consulting K.K. +81-3-3227-7060

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