FROM:   油井コンサルティング 一戸
DATE:   12/20/2003
RE:     病名「骨粗鬆症における疼痛」について

内容:
旭化成ファーマ株式会社から「エルシトニン注20S」の効能・効果変更のお知らせがきた。
◎「骨粗鬆症」→「骨粗鬆症における疼痛」
「骨粗鬆症における疼痛」という病名をDRSマスタに作成してほしい。

回答:
「骨粗鬆症における疼痛」という病名は、厚生省の病名マスタには存在していません。この矛盾について、弊社では、下記事項を東京の支払基金及び国保連合会に確認し、回答をいただきました。

▼支払基金東京支部審査委員会(03-3987-6181)アキバ様
「骨粗鬆症における疼痛」という病名は厚生省のマスタにはありません。効能効果が追加になったとして解釈しています。レセプトの病症欄はいままで通り「骨粗鬆症」で大丈夫です。

▼東京都国保連合会医科審査第一係り(03-5326-0871)斎藤様→課長様
レセプトの病症欄はいままで通り「骨粗鬆症」で大丈夫です。元来病症欄だけでどの薬剤を算定できるとかできないとかは見ていません。逆に病症欄だけをみている訳ではないので病症欄に「骨粗鬆症」とあるからといって100%「エルシトニン注20S」が算定できるとはいえません。レセプトの摘要欄に「疼痛の為」と症状を記載してくれればほぼまちがいなく「エルシトニン注20S」を算定できると思われます。

「骨粗鬆症における疼痛」という病名は、厚生省病名マスタには存在していないため、DRSマスタの作成は行いませんが、支払基金、国保連合会のどちらも「骨粗鬆症」で問題ないようです。さらに、レセプトの摘要欄に「疼痛の為」という記載があれば間違いないようです。このように対処いただくようお願いします。

以上