FROM: 岡本
DATE: 2003/3/28
RE: G00090 月の途中で保険が変わった場合の項目「再診料」の受診回数のカウント方法の仕様
平成14年4月の診療報酬の法改正で、項目「再診料」の算定点数は、当月中の受診回数により算定点数が変わるようになりました。
DRSの点数計算では、月の途中で保険が変わった場合、項目「再診料」の受診回数のカウントは、保険毎にカウントしてます。
そして、保険毎にカウントしたくない場合は、当月中にコメント「{107}{10}」を入力します。
(この仕様にした経緯は、「「\drs\proglog\getu832.log」より抜粋」中の「5/18/2002」部分を参照ください。)
例 月の途中の4/15に保険変更になった場合
日付 保険 受診回数
4/1 国保 再診料 1回目
4/5 国保 再診料 2回目
4/10 国保 再診料 3回目
4/15 社保 再診料 1回目
しかし、デフォルトで、「月の途中で保険が変わった場合もで、保険毎にカウントしたくない」と考えるユーザーが存在します。
そこで、「drs.ini」の「[madoguchi] byoinshurui=」に論理コード「6136」を設定することで、
「月の途中で保険が変わった場合もで、項目「再診料」の受付回数のカウントを保険毎にカウントしない」
ようになるようにしました。
詳しくは、「「\drs\proglog\getu832.log」より抜粋」中の「12/25/2002」部分を参照ください。
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「\drs\proglog\getu832.log」より抜粋
12/25/2002
11.医科(項目「再診料」のカウント仕様の変更) hoken732.dll共通改良点
H:NAK#12198
>5/18/2002
>4.医科(点数計算) hoken732.dll共通改良点
>
>H:MRT
>
>再診料の算定に関する下記ルールについて、保険違い(例 労災と医保の場合は、労災算定の「再診料」と医保算定の「再診料」の各々で受診回数をカウントする。)でチェックするようにした。
経緯
5/18/2002の上記改良で、再診料算定時の当月中の「再診料のカウント方法を「保険違い」によりカウントする」ように修正した。そして、「再診料のカウント方法を「保険違い」にしなくする」には、親コメント「{107}{10}」を入力するように修正した。
しかし、「デフォルトの動きが「再診料のカウント方法は「保険違い」によりカウントする」でない方が良い。」と考える医療機関も存在する。(例 労災の患者がこない医療機関)
対処
そこで、「drs.ini」の「[madoguchi] byoinshurui=」に論理コード「6136」を入力した場合には、
・デフォルトの動きは、「再診料のカウント方法は「保険違い」によりカウントしない。」
・親コメント「{107}{15}」を入力したら「再診料のカウント方法は「保険違い」によりカウントする。」
ように修正した。
5/18/2002
4.医科(点数計算) hoken732.dll共通改良点
H:MRT
再診料の算定に関する下記ルールについて、保険違い(例 労災と医保の場合は、労災算定の「再診料」と医保算定の「再診料」の各々で受診回数をカウントする。)でチェックするようにした。
・当月中の再診料のカウント
同じ保険の再診料をカウントする。
・項目「B001-17 慢性疼痛疾患管理料」が当月中の来院に入力されているか?
同じ保険で算定した項目「B001-17 慢性疼痛疾患管理料」が当月中の来院に入力されているか?をしらべる。
・当月中で初診料を入力した来院日を調べる。
同じ保険の初診料を探す。
・15歳未満のチェックで月の最初に再診料、初診料を算定した来院日を調べる。
同じ保険の再診料、初診料を探す。
・同一来院内の項目「人工腎臓」を探す。
同じ保険の項目「人工腎臓」を探す。
・労災再診料の計算時の発症日を調べる為に項目「労)救急医療管理加算」、「健康保険)救急医療管理加算」を探す時には、労災保険が割り当てられている項目「労)救急医療管理加算」、「健康保険)救急医療管理加算」を探す。
注意事項
1)分点数有り公費とその公費と併用する主保険は、上記チェックでは、同じ保険として扱われます。(例 「結核公費+医保」患者で「結核公費」が割り当てられてある再診料と「医保」が割り当てられている再診料は、同じ保険とみなされる。)
2)当月中にコメント「{107}{10}」を入力すると、上記チェックで保険違いをチェックしなくなります。
以上