FROM: 岡本
DATE: 12/20/2002
RE: G00080 裏書の薬剤種類毎(例 内服、屯服、外用)の薬剤負担金額の合計と会計画面の薬剤一部負担金額が異なることがある理由
質問
下記の処方を入力し、会計を行ったところ会計試算ウィンドウでは
薬剤一部負担金額が「70円」になります。
薬歴裏書では内服薬の薬剤負担30円×3と頓服薬の薬剤負担10円と表示されます。
どうして薬歴裏書の薬剤負担の合計と会計試算ウィンドウの薬剤負担の合計が合わないのでしょうか。
計算は裏書のほうが正しいように思いますが、これはどちらが正解になるのでしょうか。
入力内容
薬剤情報提供料2
薬剤服用管理指導料 特別指導加算
薬剤服用歴管理・指導料
調剤基本料
屯服薬調剤料
屯(局)ピリナジン 0.15g ×4
発熱時
内服薬調剤料
(先)ラックビー微粒 1.3g 1×3
1日3回 毎食後
内服薬調剤料
計量混合調剤加算(散財)
(先)ペリアクチン100倍散 0.4g
(局)乳糖「ホエイ」 0.5g 1×3
1 << File: hoken.txt >> 3回 毎食後
回答
[hokamoto]
<岡本20021220>
今回の場合の薬剤負担金額は、「70円」が正しいです。
患者に請求する薬剤一部負担金額は、
薬剤種類毎に計算した薬剤一部負担金額を集計した金額と
薬剤の薬剤料を比べて、少ない方の金額を請求します。
上記データの場合、
薬剤種類毎に計算した薬剤一部負担金額を集計した金額は、
「内服薬の薬剤負担30円×3と頓服薬の薬剤負担10円」で「100円」となります。
薬剤の薬剤料は、「1点+3点+3点」で「7点=70円」です。
この場合、「100円」>「70円」ですので、患者に請求する薬剤一部負担金額は、
「70円」となります。
「薬歴裏書」には、薬剤種類毎に計算した薬剤一部負担金額を薬剤種類毎
(例 「内服薬薬剤負担30円×3、頓服薬薬剤負担10円」)に表示しているので、
「薬剤種類毎に計算した薬剤一部負担金額を集計した金額 > 薬剤の薬剤料」
の場合に上記現象が起きます。
</岡本20021220>