FROM: 油井コンサルティング 岡本
DATE:9/26/2001
RE:G00039 カルテ画面入力時の点数計算では、「逓減前」の点数が表示されます
質問
心電図や超音波検査を同月に2回行った時、2回目の点数は逓減されますが、
「会計記録」をするまでは逓減されません。
入力した時に逓減された点数で表示されるように設定することは可能でしょうか?
回答
[hokamoto]
<岡本20010926>
「入力した時に逓減された点数で表示されるように設定することは」出来ません。
理由
「同月」過去の入力項目により算定点数がかわる項目をカルテ画面へ入力した場合、
「会計記録」時の点数計算では、点数計算時に過去のカルテテーブルファイルより
「同月」過去の入力項目を読み込む処理をします。
(以降、この処理を「読みあがり処理」と呼びます)
「読みあがり処理」をすることにより、「2回目の点数は逓減され」る項目でも正しい
点数計算を行います。
カルテ画面に項目を入力時での点数計算では、「読みあがり処理」を行ってません。
理由は、カルテ画面に項目を入力時に「読みあがり処理」を行うと、入力時の画面の
レスポンスが遅くなるためです。
最終的には(「会計記録」時には、)正しい計算をするので、
カルテ画面への項目入力時での点数計算で、正しい点数計算
してなくとも問題無いと考えます。
また、カルテ記入画面のボタン「点」を押したときも、「読みあがり処理」を
行い、正しい点数計算します。
</岡本20010926>
また、記録後、過去カルテ修正で再び呼び出すと逓減前の点数に表示が戻っています。
これは正しい動きでしょうか。
[hokamoto]
<岡本20010926>
「正しい動き」です。
DRSでは、個々の診療項目毎の算定点数の情報を保存してません。
「過去カルテ修正で再び呼び出す」時にも、再計算してます。
「過去カルテ修正で再び呼び出す」時の再計算は、カルテ画面に項目を
入力時での点数計算と同じで「読みあがり処理」を行ってません。
そのため、「逓減前の点数」が表示されます。
「過去カルテ修正で再び呼び出」した画面でも、カルテ記入画面の
ボタン「点」を押せば、「読みあがり処理」を行い、正しい点数計算して
カルテ画面では「逓減後の点数」が表示されるようになります。
</岡本20010926>
合計点数は正しいですが、後からみたときに紛らわしいのではないかと思いますが、
いかがでしょうか。ご見解をお聞かせ願います。
[hokamoto]
<岡本20010926>
「後からみたときに紛らわしいの」でしたら、カルテ記入画面のメニュー「表・自動処方計算」
のチェックマークをはずしてください。
メニュー「表・自動処方計算」のチェックマークをはずすと入力時の点数計算しなくなります。
入力時の点数計算しなくなるので、カルテ画面での入力項目毎の点数表示されなくなります。
カルテ画面での点数表示されないので、「後からみたときに紛らわし」くなくなると思います。
メニュー「表・自動処方計算」のチェックマークをはずしていても、ボタン「点」押した時、又は、
窓口計算した時には、点数計算がおこなわれます。
ボタン「点」押した後、又は、窓口計算した後には、カルテ画面の点数も表示されます。
</岡本20010926>
以上