FROM: 油井コンサルティング 岡本
DATE: 5/31/2001
RE:G00009 東京都の80公費併用レセプト レセプト一部負担金欄の印字の考え方
 
    質問
東京都の80公費併用レセプトについて質問があります。
昨日は連記式の請求書について質問しましたが、診療報酬明細書の印刷内容について質問します。
 
80公費のレセプトは下記のように印刷されました。
医保本(政府管掌)、心身障者のレセプト(1医科・1社・1単独・2本外):XX医院の1219番の患者
 保険に医保が印刷され、公費欄は空白
 療養の給付で保険の請求点数は印刷されますが一部負担金が印刷されません
 
国保の場合は
・本人、老人、心身障害のレセプト(1医科・3老人・22併・2本外):XX医院の1076番、1146番、1223番
 保険に国保が印刷され、公費欄に27老人と80公費が印刷され、
 療養の給付で保険の請求点数保険の一部負担金が印刷されます。
・本人、心身障害者のレセプト(1医科・4退職・22併・2本外):XX医院の1124番
 保険に国保が印刷され、公費欄に80公費が印刷され、
 療養の給付の保険の請求点数公費@の一部負担金欄が印刷されます。
 
質問:医保の場合に一部負担金が印刷されなくてよいのでしょうか。
 
回答
<岡本2001/5/31>
「医保の場合に一部負担金が印刷されなくて」よいです。
 
レセプトの一部負担金欄の印刷原理を下記に書きます。
 
原理1)レセプトの一部負担金欄には、印字欄の保険が給付しない(払わない)金額を印字する。
(注意事項 一部負担金欄には、保険が給付しない(払わない)金額を印字します。
保険が給付しない(払わない)金額は、常に窓口で患者に請求する金額と等しく
なるわけでは無いです。
たとえば、「国保本人、老人、心身障害(80137???)」の患者の場合、窓口患者負担金額
は0円ですが、「老人保健」が給付しない(払わない)金額は存在するので
「療養の給付で保険の」「一部負担金」欄に「老人保健」が給付しない(払わない)金額
を印字します。
 
原理2)国保、社保のように医療費点数より、一定の計算式で
保険が給付しない(払わない)金額が計算できる場合は、印字しない。
 
原理3)老人保険のように医療費点数より、一定の計算式で
保険が給付しない(払わない)金額が計算出来ない場合は、印字する。
 
 
上記原理に割り当てると
 
医保本(政府管掌)、心身障者」で
療養の給付で保険の請求点数は印刷されますが一部負担金が印刷されません。」
場合は、「原理2」に該当するため、「療養の給付で保険の」「一部負担金」欄には、
医保本(政府管掌)」が給付しない(払わない)金額は、印字しません。
 
国保本人、老人、心身障害」の場合は、「原理3)」に該当するため、
「療養の給付で保険の」「一部負担金」欄に「老人保健」が
給付しない(払わない)金額を印字します。
 
国保本人、心身障害者」の場合も、「原理3)」に該当するため、
「療養の給付の公費@の」「一部負担金欄」に「心身障害者公費」
が、給付しない(払わない)金額を印字します。
</岡本2001/5/31>