TO:DRS関係者各位
FROM:油井コンサルティング 岡本
DATE:2/12/2003
RE:D00019 Windows XPで IEEE1394インターフェースがついているPC使用時の注意事項のお知らせ
下記メモは、12/15/2001に掲示板「DRS関係者<->YC情報交換(文書)」にてお知らせしたメモです。
重要な内容なので、掲示板「DRSFAQ」に転載しました。
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TO:DRS関係者各位
FROM:油井コンサルティング 岡本
DATE:12/15/2001
RE:Windows XPで IEEE1394インターフェースがついているPC使用時の注意事項のお知らせ
平素、ドクターソフトをご使用いただきありがとうございます。
「Windows XP」 のPCをDRSでのLANクライアントとして使用した場合、発生する不具合が見つかりました。
対象ユーザー、問題現象、対処方法をお知らせします。
1.対象ユーザー
OSが「Windows XP」で
IEEE1394インターフェースと「100base」又は「10base」のLANがついて
ネットワーク接続画面で「1394接続」が「ネットワークブリッジ」に登録されているPCで
「100base」又は「10base」のLANを使用して、DRSのLANクライアントとして使用している。
例 OSが「Windows XP」プレインストールでIEEE1394インターフェースと「100base」のLANがついているノートPC
2.問題現象
PC起動後、最初のDRSプログラム起動時に「100base」又は「10base」のLAN経由でDRSサーバーにアクセス開始しようとした時に、時々、「dbman32.exe」より下記のエラーメッセージが表示されて、DRSサーバーへの通信回線がはれない。
「Net 返信net_user_check_data Rec err in dbnet22.c = 0x08」
DRSサーバーへの通信回線がはれないので、起動しようとしたDRSプログラムが異常終了する。
この現象の発生頻度は、3、4回起動毎に1回ぐらい。
3.原因
OS「Windows XP」では、IEEE1394インターフェースでのLAN接続機能をサポートしてます。
IEEE1394インターフェースがついているPCの場合、「ネットワーク接続」の「ネットワークブリッジ」又は「LANまたは高速インターネット」に「1394接続」が追加されます。
「dbman32.exe」は、DRSサーバーに通信回線をはりにいく時には、全ての接続方法で通信回線の開始を試みます。そして、通信回線がはれた接続方法(DRSサーバーと通信開始出来た接続方法)で通信を開始します。
今回の問題現象では、「ネットワークブリッジ」に「1394接続」が登録されている場合にだけ起こります。
「ネットワークブリッジ」に「1394接続」が登録されている場合、「dbman32.exe」通信開始時に、接続してない「1394接続」で、通信回線がはれてしまうことがあります。
「1394接続」は、実際は、接続してない為、通信回線がはれても、通信出来ません。
そのため、今回お知らせした問題現象が起きます。
何故、「ネットワークブリッジ」に「1394接続」が登録されている場合に、この現象が起こるのかの原因は、色々調査してみましたがわかりませんでした。
4.対処方法
「MAC ブリッジミニポート」というデバイスを無効にしてください。無効にすることで、問題現象起きなくなります。
操作手順は、下記のとおりです。
1)「コントロールパネル」の「システム」の「デバイスマネージャ」ボタンより「デバイスマネージャ」画面を表示する。
2)「デバイスマネージャ」画面内のネットワークの「MAC ブリッジミニポート」のプロパティ画面を表示し、「このデバイスを使わない」に設定する。
この設定すると「デバイスマネージャ」画面では、下記のようになります。
以上