TO:DRS関係者各位
FROM:油井コンサルティング 嶋田
DATE:10/11/2002
RE:D00017 「Windows XP Professional」PCを DRSサーバーにする場合の注意事項

(問題現象)
・下記@AよりDRSサーバーPCが「Windows XP」の場合DRSソフトのクライアントインストールが行えない
@DRSソフトのクライアントインストールを行う際にDRSサーバーPCのWindowsフォルダ内のファイルにアクセスする必要があります。

AサーバーPCのOSが「Windows XP」の場合ドライブの共有を行っても、DRSサーバーPCの[windows]フォルダ内のファイルにDRSクライアントPCからネットワーク経由でアクセス出来ません。


(原因)
・他のPCからネットワーク経由で「Windows」フォルダにアクセス出来ない現象は「Windows XP」から導入された「簡易ファイル共有」が有効になっている事が原因です。              

上記現象の有無は該当PCの参加しているネットワーク環境(@A)によります。
@ワークグループに参加している「 Windows XP Professional Edition」 ベースのコンピュータの場合は、デフォルトで「簡易ファイル共有」が有効になります。

Aドメインに参加している「 Windows XP Professional Edition」 ベースのコンピュータは、デフォルトで従来のファイル共有が使用されます。

※Windows XP Home Edition ベースのコンピュータでは、簡易ファイル共有は常に有効になっています。


(解決方法)
・DRSサーバーPCの「簡易ファイル共有」を無効にすれば解決します。
※別途従来のドライブの共有設定も必要です。


(操作方法)
・「Windows XP Professional」 の「簡易ファイル共有」をオフにする方法は下記の通りです。
@デスクトップの [マイ コンピュータ] をダブルクリックし、[マイコンピューター]ウィンドウを開きます。
A[マイコンピューター]ウィンドウの[ツール] メニューの [フォルダ オプション] をクリックします。
B [フォルダ オプション]ウィンドウの[表示] タブをクリックして、[詳細設定] の [簡易ファイルの共有を使用する (推奨)] をオフにする。

「簡易ファイル共有」の仕組みや設定変更による注意点については下記HPを参照して下さい。
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;JP304040


以上