FROM: 油井コンサルティング 色川
DATE: 2001/12/13
RE: D00011 不正侵入およびコンピュータウィルスに対する対処法
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更新履歴
・2002/06/07 オンラインウィルス検索の紹介を追記
・2001/12/25 Norton Internet Securityについて追記
・2001/12/20 インストール時の注意について追記
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最近話題になっているコンピューターウィルスや常時接続の普及による不正侵入に対する
対処法を以下に示します。参考にしてください。
1)ウィルス対策
最近話題になっているウィルスはEメール経由で感染するものが多いです。これらに対する対処は
主に以下の4点です。
@ウィルス対策ソフトを購入する。
※お使いのPCがウィルスに感染しているかはウィルスソフトメーカーのホームページで
無料で提供されている「オンラインウィルス検索」を利用するのが便利です。
ただ、これらのサービスはウィルスの駆除までは行いませんので、ウィルスが発見されたら
ウィルス対策ソフトを購入されることをお薦めします。
(以下のページでウィルスチェックができます)
シマンテック・セキュリティチェック
http://www.symantec.com/region/jp/securitycheck/index.html
トレンドマイクロ オンラインウィルス検索
http://www.trendmicro.co.jp/hcall/index.asp
Symantec社のNorton Antivirusをお勧めします。弊社のサポート用に同社のpcAnywhere
を利用しているため、親和性が高いことが理由です。注意点としてはウィルス定義ファイルを
常に最新に保っておくことが必要ということです。
インストール時の注意としては、すでにウィルス対策ソフトがインストールされている状態で、
別のメーカーのウィルス対策ソフトをそのままインストールすると、OSが起動しなくなるなど
不具合がおきる場合があります。ウィルス対策ソフトをインストールする前にすでに別メーカーの
ウィルス対策ソフトがインストールされていないか確認してください。もしインストールされている
場合はいったんアンインストールしてから別ソフトをインストールしてください。
※注1)PCメーカーから購入したPC(自作ではないPC)には出荷時にすでになんらかの
ウィルス対策ソフトがインストールされている可能性が高いです。お使いのPCにウィルス
対策ソフトがインストールされているか不明の場合はメーカーに問い合わせてみて下さい。
※注2)Norton Antivirusパッケージソフトについて
Symantec社はNorton Antivirusを他の機能と一体にしたパッケージも販売しています。
「Internet Security」や「Personal Firewall」などがそのパッケージ製品です。これらの
製品はセキュリティレベルが非常に高く、インストール時の設定では弊社のサポート業務
に支障をきたすことがわかっています。その点をご了承ください。
AInternet Explorer(以下IE)にパッチをあてる。
Eメールで感染するウィルスの多くはIEのセキュリティホールを突いたものです。Microsoftのサイトに
これらのセキュリティホールに対応したパッチがアップロードされています。IE5.01、IE5.5をお使いの
場合は早急にこれらのパッチをあてることをお勧めします。
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/current.asp
からパッチをダウンロードすることができます。
Bメーラー(Outlook Express)などのプレビュー機能をOFFにする。
最近のウィルスはメールを開かずにプレビューしただけで感染するものがあります。
Outlook Expressの場合は、メニューの「表示」-「レイアウト」の中にプレビューをON/OFF
にする設定がありますのでOFFにしてください。
C怪しいEメールは開かずに削除する。
タイトルがなかったり、「Re:」のみのメールは開かずに削除しておくことをお勧めします。
知り合いからきたものであっても不用意に開かない方がいいです。
2)不正侵入対策
LANからルーター経由でインターネットにアクセスしている場合はルーターに特別な設定を行なっていない
限りあまり心配する必要はありません。 既製品のルーターを使ってインターネットアクセスしている場合は、
LAN内のPCまで侵入される危険性は低いですが、もちろん万全ではありません。
対策としては、以下の2点があげられます。
@必要のない時にはインターネット接続をしない。
Aルーターの製造元のWebサイトをこまめにチェックしてファームウエアがバージョンアップしていないかチェックする。
以上